バイオ乾燥材
2023年1月1日
バイオ乾燥機とバイオ乾燥材の例
古殿町役場の廃校運動場に導入されたバイオ乾燥機。乾燥機の大きさ;高さ3m、奥行き3m、長さ6m。
扉は正面と側面の2か所に。
3m材・4m材は正面扉から、長い角材・丸太等は側面扉から自由に出し入れが可能。
材は大きさもバラバラ、出し入れ時期もバラバラに。
設定温度が35℃なので庫内で作業が可能。
角材でも丸太でも板材でも、同時に乾燥が可能。
細胞が持つ水の移動理論を応用。広葉樹も短時間で乾燥が可能。
古殿スギが松江市の小泉八雲記念館(重要文化財)に採用され、古殿町役場が導入したバイオ乾燥機が活躍した。
天然乾燥の製材会社に
天然乾燥を飛躍的に改善できる技術があります。
天然乾燥+バイオ乾燥
左が天然乾燥中の材、右が仕上げに使用するバイオ乾燥機。
天然乾燥は自由水を放出するのが得意で、初期含水率にもよるが、それでも角材では半年以上を要し、含水率は30%前後まで下がる。
しかし、結合水が残るので、含水率を15%前後にまで落とすのに更に半年を要する。
結合水の放出が可能なのがバイオ乾燥機。含水率が40%前後まで下がった天然乾燥の角材をバイオ乾燥機で仕上げ乾燥をすると、1週間前後で含水率は10%まで下がる。
これが天然乾燥とバイオ乾燥のハイブリッド方式乾燥です。
歌舞伎の「檜舞台」にバイオ乾燥ヒノキが採用されました。
あるいは、
バイオ乾燥
バイオ乾燥機
バイオ乾燥材
バイオ乾燥機
飛騨高山のバイオ乾燥機
バイオ乾燥機の特徴
設定温度は35℃の超低温乾燥で、
細胞を壊わさないバイオ乾燥工法で、
投資額が極めて低く、
燃費も極くわずかで、
住宅や重要文化財建造物の実績が高い
2)バイオ乾燥材
本来の乾燥には、木材が持つ強度を保つために細胞を破壊させないことが第1の条件で、次にリグニンを酸化させて変色や臭いを発生させないことが第2の条件です。バイオ乾燥材は、設定温度が地球の環境平均温度である35℃のため、細胞の破壊をさせず、リグニンを正常に維持させながら、美しい風合いを保ちます。