出雲大社にバイオ乾燥材が
バイオ特殊乾燥技術
低温水移動乾燥機
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世 界 唯 一
我々は、「バイオ特殊乾燥技術」をもって、1300年前に建立されてから今も健在な「法隆寺の五重塔」の当時の建造技術を研究した結果、我々の特殊乾燥技術によって、法隆寺の5つの機能を、針葉樹、広葉樹、さらに早生樹にも持たせることが可能であることが分かりました。
現在の林業技術では困難な、「①一切の薬液注入なしで、中温・高温なしで、加圧・減圧などの細胞破壊工法なしで ②カビが生えなくなり、③虫に食われなくなり、④木が割れなくなり、⑤曲がれなくなるの5機能を「バイオ特殊乾燥技術」によって成し遂げることが出来ました。
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奈良時代の木材乾燥
奈良時代の木材乾燥は、細胞破壊から守る天然乾燥工法でした。
古書に、奈良時代の木材乾燥方法が書かれていました。
竹林の真ん中に竹を伐採して広い空間を作り、そこに乾燥工場を作ったそうです。工場は柱と茅葺の屋根だけで、極めてシンプルな作りです。そこに伐採直後の皮を剥いだ丸太を整然と並べて、大きさにより、5年、10年、20年の歳月をかけて乾燥させたとのことです。
乾燥の条件は、第1に雨や太陽光(直射日光)を当てないこと(その為に茅葺屋根がある)、第2に強い風を当てないこと(竹林の中で風がそよそよと流れる環境)、第3に地面(床)に水が溜まらないような構造になっていること。
ここには、細胞破壊を防ぐ様々な工夫が見られます。直射日光を避ける(紫外線や赤外線から細胞を守る)、直接の風を当てない(樹皮に守られて育った木の細胞は生きていた間は一度も風に当たったことがない、風が細胞に当たることで細胞破壊が起こる)、床下をじめじめさせない(細胞をウイルス、細菌、カビから守る)。これらは天然乾燥の基本条件と言えます。
こうして、1300年後の今日でも、腐食あるいは細胞破壊されないで当時の木質建造物が残っている。
奈良の東大寺・南大門
1000年以上、含水率〇%!!
奈良時代の木材乾燥は、細胞破壊から守る天然乾燥工法でした。
実際に現場で触ってみて下さい!!
出雲大社
含水率10%以下の
内装材
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収蔵庫にバイオ乾燥材
文科省、宮内庁、県等が所管する社寺仏閣、国宝・文化財建造物、博物館、美術館などに文化財(美術工芸品)などを収蔵、管理、保存する収蔵庫があります。収蔵庫における保存環境には高度な保存技術が採用されています。収蔵庫には多くの木材が採用されていますが、細胞を破壊し、高温処理でリグニンを燃焼・酸化させることによる有機酸の放散により、高温処理木材は採用されません。以下は奈良県の国宝寺院の収蔵庫に導入されたバイオ乾燥材です。
根太はスギ1等材で含水率は10%以下。
壁板材は無地源平で含水率は10%以下。
東京の文化財関連ビルの一室と、床工事終了後の有機酸放散テスト状況。
バイオ乾燥のフローリング床材のブナは全て含水率10%以下です。