割れ無し材の
東大寺総合文化センター
含水率10%以下
文科省、宮内庁、県等が所管する社寺仏閣、国宝・文化財建造物、博物館、美術館などに文化財などを収蔵、管理、保存する収蔵庫があります。収蔵庫の保存環境には長期保存のための細胞が破壊されていない割れ無し木材が必須条件となります。東大寺には35℃の超低温乾燥の割れ無しバイオ乾燥材が採用されています。バイオ乾燥材の含水率は10%以下です。
バイオテクノロジーにより木で木を乾燥する.
バイオ乾燥機の庫内は35℃。
仕上げ処理の現場
4)乾燥後の検品及び乾燥後の重量と含水率(10%以下)の確認作業
重量測定による再確認。(含水率計測器が不安定であるため)
設計仕様では12%以下の条件であるが、収蔵庫には10%以下に下げた。
フローリング用のブナ(含水率;10%以下)
8)設計仕様
設計仕様に記載されている乾燥の条件
(画像をクリックすると拡大)
1)設計仕様の含水率条件;12%以下。
2)納入バイオ乾燥材の平均含水率;10%以下。
3)処理温度:35℃前後。
4)文化財の保存条件:JIS A1460:2001規格